少し前に、お昼に放送されているある番組から、取材(質問?)依頼があったのでお断りしていました。私は最近、マスコミ系からは距離を置くようにしているので(全てのとはいいませんが)、お断りしているのです。

 今日、また同じ所から電話がかかってきたので、また断ろうと話を始めたところ、電話口で「いや、今回は別の件で・・」と、強引に私の話を切ったのです。

 それでとりあえず話を聞いたところ、「ある楽器店で取材をしているが、そこの作業説明の中でそちらのYouTubeに掲載している魂柱立ての映像を使わせて欲しい」との事でした。

 「バカ言ってんじゃないですよ。なぜ他の楽器店の取材映像で、私の映像を提供しなければならないのですか? 自分の取材だったらまだしも」と言ったところ、「こういう映像を撮影するのは大変なので」だと!

 仮にも映像を撮影して、そこに著作権なり、付加価値を付け加えるプロ集団だったら、その映像の価値というものも判るはずなのに、いったいどういう感覚なのか。逆に言えば、そういう難しい映像を撮影するのが、プロ映像製作会社の仕事でしょう?

 なぜ最近こういうバカなマスコミばかりなのかというと、インターネットから自分にとって都合のよい素材とか情報を、適当に収集しているからなのです。そしてそれをまとめて文章とか映像とかにして、スポンサーに売りつけるという無責任な事をしているのです。

 マスコミの低レベル化が年々酷くなっています。お子ちゃまのお仕事?

 本来の取材の意味を忘れてしまっているのでしょう。取材とは、普段からの人と人との繋がりからのみ、得られるものなのです。

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