以前にも、「インターネットラジオのクラシック専門局がお勧めです」と書いたことがあります。
私はPioneer N-70AEという専用機を使っています。値段もそこそこする、音質に拘ったモデルです。重量もとても重いです。
一方、CDレシーバーと言って、スピーカー以外の全て込み込みのお手軽機械も存在します。私がお勧めしていたのは、Onkyo CR-N775という機種です(もう販売終了してしまったみたいなので、中古品とか、在庫品を購入するしかありません)。アンプ、CD、FM、ネットワーク機能、WiFi、Bluetoothなど様々な機能満載な割に、とても軽いです。この重さで音質は大丈夫なのか?と、ちょっと不安は残りますが、普及品オーディオ装置なんて、昔からそんなものです。
これら2機種間で、インターネットラジオの音質がどれほど差があるのか、実際に試してみました。
実験
1.インターネットラジオのクラシック専門局「Radio Swiss」を同時に再生。
2.それぞれのヘッドフォン端子に、SONY MDR-Z1Rヘッドフォンを差し替えながら比較試聴。
結果
さすがにPioneer N-70AEの方が音質は優れていました。低音の出方や、曲の奥行きも出ていました。しかし、元々のインターネットラジオの音質が超高音質というわけでもないので、この2機種間の音質差はオーディオに拘っている人でなければ、それ程は差が無いとも感じました。片方だけの音を聴いたら、不満は無いと思います。
ただし今回の比較は、ヘッドフォンでの試聴です。これがスピーカーでの再生となると、またちょっと感じるものは違うのかもしれません。
いずれにせよ、Onkyo CR-N775は、ちょっと音を出したいと言う人には最適な簡易オーディオだと思います。販売終了になった今でもお勧めの機種です。