もう何年も前(20年くらい前?)にNHK-BSの番組でたまたま観た、マルタ・クビショヴァーという女性歌手の歌った反戦歌(愛国歌?)「ヘイ ジュード」が、とても印象に残りました。

 それまで私は「プラハの春」なんてまともに考えたことが無かったのです。単なる壁の向こうの、歴史上の出来事くらいに考えていました。しかしその番組を観て、生身の「人」を感じたのです。

 それ以降、マルタ・クビショヴァーの歌った「ヘイ ジュード」のレコードを手に入れたいと思いながら、なかかな出物はありませんでした。

 そこでチェコのレコード通販店から直接購入しました。便利になったものです。

 ペラペラの傷んだレコードジャケット、質の悪い印刷、モノラル録音・・・。しかし音は凄い迫力です。盤面の傷音一つ一つが、1969年にこのレコードが発売されて以来の歴史の音なのです。それらはクラウド上にアップされているデジタル音源からは絶対に感じ取ることが出来ない音です。

 

 

 

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