数名のお客様から、「最近、楽器関連の記事が少なくなっているような・・・」とのご指摘と、要望を受けました。
確かに、どうでもよい家電や車やオーディオの記事がほとんどになってしまっています。
しかし、愚痴になってしまいますが、私が本心で書いた弦楽器の記事って、ほとんど興味をもってもらえないのです。ネット検索をしている人の興味って、「自分の求めている情報」だけです。しかし、本当に必要な物って、「自分の価値観の外の技術」なのです。
それをいくら書いても、理解されません。
例えば、「良い楽器があるので、是非試奏しにいらしてください」と書いても、「弓は自分で選んではいけません。弓の性能の理論を・・・」と書いても、いったい何人の方が興味をもって実際に来てくださるというのか・・・。
最近では、自分の気に食わない考えの人に、わざわざ長文の抗議のメールを送る人も珍しくはありません。おそらく、そのような風潮は私の所だけの話ではないと思いますが。
そんな理由から、本気の内容を書きかけては、「ああ、また同じ事を書いている・・」とか、「こんな事を書いても、抽象的と思われて、誰にも理解してもらえないだろう」とか、書きながら色々考えているうちに記事を削除していることが多いのです。本気の内容(本当に重要な内容)ほど、「書いては削除」しているのが現状です。
だからついつい、どうでもよいような記事ばかりになってしまっているのです。申し訳ないとも思っているのですが・・・。
本当の事を知りたければ(新たな弦楽器の価値観を知りたければ)、是非工房に話を聞きにいらしてください。私はネット上には存在しません。工房の中のみに居ますので。
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