先日、発表会の4Kビデオ撮影を行って実感したのですが、HD撮影の時よりもフォーカス合わせがシビアだった事です。

 いつも通り、9型の業務用HDモニターをSDI接続して、フォーカス合わせを行ったのですが、正直なところ、「画面がもう少し大きくて、さらに4K解像度であればなあ・・・」と考えながら撮影を続けました。

 しかし業務用の4Kモニターなんて100万~300万位もしますし、大きくて持ち運びも厳しいです。持ち運び撮影用としては非現実的です。そこで、パソコン用の4Kモニタを活用できないかと考えました。

 色々物色して選んだのは、この製品です。有機ELモニターで、4K解像度で、さらに大きさも撮影補助にはちょうど良いサイズです。パソコン入力用のUSB-C端子とHDMI入力端子がついています。

 とりあえずHDMI端子から4K映像を表示させてみましたが、悪くない映像品質です。当然ですが、業務用モニタの品質はありませんが、ある程度の割り切りさえ有れば十分満足できる性能です。ちなみに短時間なら、モニタ内蔵のバッテリーだけで表示することもできます。例えば、4K HDMI出力のミラーレスカメラ撮影で、短時間だけ撮影するだけだったら、内蔵バッテリーだけでも済むかもしれません。

 まだ購入したばかりで実戦投入したわけではありませんが、下記の改造を施して(3Dプリンタで作るつもりです)業務機のようにするつもりです。
1.”AJA HI5-4K-plus” 4K Quad  SDI to HDMIコンバーターをモニター背面に装着。
2.Vマウントバッテリーなどのバッテリーを装着出来るように。
3.三脚取付用のネジを付ける。

 

 本来はパソコン用のサブ・ディスプレーなのですが、このように4K映像モニターとしても活用できる優れものです。

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