今月、コロナ禍では珍しく、ヴァイオリン弓とヴィオラ弓の試奏希望者が立て続けにいらしてくださって、久しぶりに「弓の性能」について説明をしました。特にヴィオラの弓希望者は最近とても少なくなってしまいましたので、とても嬉しいです。

 皆さんおじょうずなかたなので、ご自身なりのボウイングの感覚というのは持っていらっしゃるのです。しかし、何度も言いますが、現在のご自分の感覚が、理にかなった運動なのかどうかは自分側からは見えないのです。特に、道具(弓)が理にかなっていない場合、その理にかなっていない環境化での練習(またはそれによる価値観)とは、「勘違い」と言っても大げさでは無いくらいです。

 理にかなった道具(今回の場合には弓)を使うと、これまではボウイングのテクニックの話と思っていた「弓の運動」が、実は物理的な自然な運動であったという事に気づきます。弓が吸い付くのです。

 これをきちんと説明できるのが私の理論であり、それを実行できるのが私の技術と仕入れの確実さなのです。

 演奏とは物理的な運動であり、良い弓とは理にかなった道具です。これはスポーツにおけるそれと全く同じなのです。スポーツ界を見習わなくてはなりません。

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