ご自分のコンサートをご自身でビデオ&オーディオ編集して、ディスクまで焼いてしまう凄い女性演奏家の方がいらっしゃるのですが、先日4K版のUHD-BDをいただきました。
少し前にBD版を頂いていたので内容は全く同じなのですが、やはり4K版の方がずっと良いです。
BD版だけを観ていたら、「これで十分」と思う高品質なのですが、同内容の4K版と比べてしまうと、やはり違うのです。以前にも同様の感想をもちましたが、今回の感想も全く同じでした。
解像感だけでなく、動きの質と、面の質が違います。腕が立体的に見えて、筋肉の動きまで感じる事が出来るのです。だから演奏者のピクッとした微妙な動きまで観察することができるのです。
皆さんも、ご自身の演奏会、発表会の映像を是非とも4Kで撮影して、観察してみてください。多くの発見がありますよ。
ましてプロの演奏者ならなおさらです。自分の演奏を高品質のメディアで残し、付加価値を生み出さなければならないのです。評価されるのを待つだけでなく、自分で自分の付加価値を作り出すのです。自己プロモートの考え方です。
「自分の仕事は演奏すること」なんて、お殿様的な考え方はもうとっくに時代遅れです。これは我々職人も、全く同じです。
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