私が20代の東京ヴァイオリン製作学校在籍時代に、ヴァオリンの音響研究を行っていたときに私費で購入したIWATSU製のファンクションジェネレーター(写真右下)、けっこう高かったのを今でも覚えています。

 これでフラットスピーカーをドライブして響板を加振したり、FFTのチェックに使っていたのです。ところが最近は殆ど使うこともなく、時々必要になったときに引っ張り出して使うだけでした。

 しかし信号にノイズが乗るようになって、もう限界だと思ってはいたのですが、使う頻度が頻度だけに新調するメリットがあるのか?・・・・、とそんな事を考え続けながら、早10年。

 しかし、自分の人生の残り時間もあと僅か。くだらない事で迷っている時間も勿体ないので、30年以上ぶりに新調することにしました。しかし、安い物にしました(それでも数万円はするのですが)。

 新品のファンクションジェネレーター(任意波形発生装置)をちょっと触ってみたところ、その性能に驚きました。もちろんノイズも乗っていない、綺麗な信号です。矩形波もこんなに綺麗に出力されます(「そんなの当たり前だろう」と言われてしまいますが)。

 買い替えを迷っていた自分が馬鹿らしいくらいです。この多機能は、私には使い切らないほどです。

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