最近、私の工房にて毛替えや弦の交換を行った方で、弓ネジの動きや、アジャスターの動きが滑らかになったと感じた方。その通りです。
最近の私の調整では、フリクトル3という潤滑剤を極少量だけタッチペンで塗布しているのです。
このような「気がつく人にだけ判るような、地味で微妙な調整」というのも、とても重要な事なのです。なぜなら、本当の調整とは地味で正確な技術の積み重ねだからです。
注:付けすぎたり、垂れたりすると確実にニスを傷めますので、安易に真似をしないでください。
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