この夏の間だけでも、何本もの楽器でニスのベタつきの相談が来ました。これは何もカントゥーシャ作の楽器だけの話ではなく、柔らかめのニスの場合にはどうしてもそうなってしまいます。

 そのくらい日本の夏は過酷なのです。

 殆どの場合には、「このくらいは仕方ないですよ」という事しか言えないのですが、こういう時に楽器用防湿庫を購入された方は、心から安心して保管が出来るのです。

 おそらく、購入前には皆(と言っても購入された方は数名の方だけなのですが)設置場所の事で悩んだはずですが、今となっては、防湿庫の安心感は何にも代えがたいと感じているはずです。

 私が、意味の無いものを勧めるわけがないのです。そしてその様な製品を考案して、実際に作る(改造)できるのが他には無い、私の技術力だと、自惚れと思われるかも知れませんが、私はそう思っているのです

 駒用保護スポンジも、たったこれだけの物ですが、有った方が安心感がかなり増えたのでは?

 

補足:ニスのベタつきトラブルに対して当工房製作の防湿庫が有効なのは、湿度の要因ではなくて、ニスの接触面積の効果です。

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