近所の幼稚園の前を通りがかったところ、運動会の練習を行っていました。先生が熱心に、徒競走のスタートを指導していたのです。年少さんくらい幼いと、スタートさえ旨くいかないのです。教育はとても地味で、大変な仕事で、頭が下がります。

 ところが、大きな違和感を感じました。

 それはBGMの音量の大きさです。ジャズみたいな音楽を、猫の額くらいの小さな園庭であるにもかかわらず、大音量でかけていたのです。

 そしてその大音量に負けないように、マイクの音量を大きくして、園児に指導をしていました。

 幼い子供に、こんな大きな音を無理矢理聴かせることが、教育でしょうか? そんな事をしていたら、聴覚が麻痺してしまいます。

 おそらく幼稚園側は、本番と同じ環境で練習しようとしていたのでしょうが、こんな環境では練習になりません。大体、運動会当日と言えども、そんなに大音量で音楽を流す意味は無いのです。

 日本って、騒音に麻痺してしまっています。なんでもかんでも、付加することが良いことだと、責任回避しているとしか思えません。過剰***ってやつです。

 本当の豊かさとは、いかにシンプルかつ高品質であるかだと思うのです。

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