詳しいことは書けませんが、日本弦楽器製作者協会の会議で、弓材料(フェルナンブコ材)の国際取引規制草案の説明がありました。
現時点では未定事項ではあるのですが、私が想像していた以上に面倒になるかもしれません。フェルナンブコ原材料の取引だけではなくて、製品化された弓にまで、それどころか古い弓にまでなんらかの縛りができる仕組みになる可能性もあります。
現時点での日本国内での売買の規制はありませんが、こんな事では良い弓がどんどん減ってしまい、結果的に演奏者側のデメリット(金銭面だけでなく、演奏技術の低下など)ばかりが増えてしまうのです。
良い弓は、ある意味楽器以上に重要です。
50年後のこの業界はどうなっているのでしょう。
最低でも、私が活動している間は、「良いフェルナンブコ材の弓の勧め」には拘り続けたいとは思っていますが・・・。