私が製作した(改造した)楽器用防湿庫は、数名の方が購入してくださりました。そのほとんどはカントゥーシャ作の柔らかめのニスの楽器を、吊って保管するためです。
その効果は素晴らしく、先日いらしたカントゥーシャ作のヴァイオリンも、ニスは完璧でした。以前には夏になるたびに、「ニスにケースの跡が・・・」っておっしゃってましたが、そんな苦労は最初から無かったかのようです。
私はよく「カントゥーシャ作の楽器のニスが柔らかくて、跡が付きやすい」と言っていますが、同様の柔らかいニスは他の製作者の楽器にも見受けられます。そして、どうしても夏場に楽器ケースの跡が付いてしまうのです。
そのような楽器は、防湿庫に吊って保管しておくのが効果的だと思います。最初は面倒に思うかもしれませんが、慣れてきたら大した手間ではありません。
注意:私の工房にて楽器を購入したお客様以外の依頼は絶対にお請けしませんので、問い合わせはしないようお願いいたします。
関連記事:
- 在庫のカントゥーシャのオリジナル駒は、私のお売りした楽器にのみ使います
- カントゥーシャ作の「クァルテット」セット??
- カントゥーシャ作の楽器が調整に来ると
- 「最近、佐々木さんの工房に行ってきました?」
- ニス修正していたカントゥーシャ作のヴァイオリンの音