先日ヴィオラ弓の試奏のお客様がいらして、私がお勧めした価格が少し異なる3本の弓を試奏されました。
正確には、最初はご予算内での2本を試奏されたのですが、「消費税分予算をオーバーしてしまいますが、こんなのもありますよ」と、私がもう1本お見せしたのです。
なぜご予算を少し超える弓を提案したのかというと、そのお客様が、弓の性能要素の意味と、その実際の違いをきちんと理解されていると感じたからなのです。
事実、最後にお見せした弓(一番高価)を弾かれて直ぐに、「ああ、これが一番しっくりきて良いです」と実感されていました。
このように「違い」を感じるという事は、それはすなわちその性能を自分が必要としているという事なのです。
だから多少無理をしてでも、そのような弓を購入されることをお勧めします。もちろんご予算的に「論外!」というくらいの金額は無理としても、「多少の無理ならば・・」という範囲でしたら、間違いなく、その「無理」は後々納得していただける事でしょう。
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