本格的サーモグラフィカメラ”FLIR T620″と、低価格”HIKMICRO B10″を比較してみました。

 価格差はFLIRが200万円以上もするのに対して、B10は5万円弱で購入しました。

 価格差があまりにも違うので、解像度の差があるのは当然ですが、B10がその低価格からは想像できないような高精度であることがわかります。

最高温度 FLIR 41.2℃、 B10 39.2℃
最低温度 FLIR 24.3℃、 B10 22.5℃

 計測値に若干の差があります。おそらく校正をしているFLIRの方が正しいのでしょうが、B10の値もオモチャのような精度ではありません。
(補足:B10の設定項目の輻射率を調整すると、FLIRの値に近づけることもできますので、B10の精度が特別低いというわけではないと思います。)

 B10は価格が安いので、常に手元に雑に置いておくことが出来て、パッと測定することができます。熱解像度も写真の通り、バカにならない精度です。

 価格を考えると、とても素晴らしい機器だと思います。

補足:FLIRのメリットは単に解像度が高いということだけでなく、専用ソフトによって撮影後の自由な解析が可能な点です。

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