先日新宿のヨドバシカメラに行ったとき、低価格の3Dプリンタ(16.8万円)のデモが行われていました。プリンタからはプラスティックの模型を造り出されていたのですが、私が想像していた以上に強度のあるプラスティックでした。薄いのにフニャフニャしてはいませんでした。数年前ならば数千万円もしていた物が、安くなったものです。
早速、この3Dプリンタを弦楽器にどう活用しようかと考えました(購入予定は全くありませんが)。今現在私が一番現実的だと思う用途は、3D編み目構造の超軽量(しかし高剛性)アゴ当てまたは肩当てです。お客様の体型・要望にあわせてその場でオーダーメイド作成するような日が来るのでしょうか? 同様の構造のチェロ用テールピースも面白いかもしれません。
もっとも、3Dプリンタがどんなに安くなっても、肝心の3Dデータを素人が簡単に作れるようになるとは思えません(単純な立体データなら話は別ですが)。
楽器そのものへの利用は、さすがに何もメリットを感じられないので無理でしょう。ですから我々木工職人はまだまだお払い箱にはならないともいます。たぶん。
関連記事:
- A3カラーレーザープリンタ OKI COREFIDO C841dn
- 最近は、3Dプリンタを活用出来るようになってきました
- カラーレーザープリンタの消耗品が高い
- 以前にも書きましたが、金属3Dプリンタで金管楽器のマウスピースを作ったらよいと思います
- 国産3Dプリンタ”Qholia”がきました