毎年感じますが、秋晴れの気持ちが良い日は、楽器の音も良いと感じます。
その理由は次の要因によると思います。
・爽やかな日は自分自身の体調が良い(気だるさが無い)ので、身体が自然に動いている。すなわちボウイングの運動が良い可能性が高いです。
・上と同じ理由ですが、音を受け取る聴衆側も体調が良いと聴覚が増して、良い音楽を把握しやすくなります。
・湿度が適度に下がることによって、物理的に音も通りやすくなるかもしれません。
・秋晴れの日は夏と比べて湿度が低いので、響板が乾燥して振動しやすいので実際に音が良くなります(補足:冬期は乾燥しすぎて、楽器に大きな内部歪みがかかってしまい音が悪くなる傾向にあります)。
・夏と比べて気温が低くなり、松ヤニのべた付きが少なくなります。それで弦と馬毛との離れが速くなり、高倍音が出やすくなると考えられます(補足:冬期にはカサカサした感じになってしまいます)。
・秋には演奏会シーズンのために、調整をして音が良くなる楽器が増えるという単純な理由も大きいのかもしれません。
いずれにせよ、最高の演奏シーズンです!
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