ここ数日は弓竿のヘッド部分が折れてしまった弓の修理が完了しました。因みにこの弓は、ずいぶん前に私がお売りした弓でした。
ヘッド部分に縦にほぞを掘って、そこにフェルナンブコ材の薄板をはめ込んで補強するのです。
修理は予定通り完了したのですが、この修理の問題は、保障が効かないという点です。
その後100年間も全く問題なく使い続ける事ができる事もあるのですが、数年の内に別の部分から割れてしまうこともあるのです。酷い場合には、毛替えをして弓を張った途端、別の部分に力が集中して折れてしまった事も1回だけですがありました。
同じフェルナンブコ材で修理するので、バランスは全く変わりません。
ちなみに、割れた両断面の繊維が乱れてしまっている場合には、修理の成功率はガクンと下がってしまいます。だから弓が折れてしまったら、割れた断面を乱さないように、直ぐにでも修理に持ち込むことが重要です。自分で割れた弓竿の両面を合わせたりしないでください。
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