この前、カセットデッキの修理に出した時にふと思ったのですが、ほとんどの高額商品って、意外と短い期間しか使っていない物が多いです。最先端のデジタル機器なんて、2年で買い替えることなんてざらだし、比較的長く使えるオーディオ機器だって、10年~30年です(マニアックなオールド機器ファンは別ですが)。使い続けたいと思っても、再生メディアが変わったり、メーカーが修理を受け付けてくれなかったりして、結局2次的な原因で寿命となることも多いのです。自動車だって10年がいいところでしょう。家だって通常のは30年か。

 そういった意味で弦楽器は、自分の親が使っていた楽器を引き継いで使っている人なんてざらですし、それどころか100年以上前の楽器だって珍しくはありません。そうして考えると、とても安いと思うのです。

 逆に、安物の楽器を「初級者だから、とりあえず」と言って買ってしまう人が多いのですが、これは勿体ないですよ。

 

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