何も弦楽器製作だけに限った話ではないのですが、私たちは、最初は先人達の世話になり、そして今度は若い人達へ以前自分が受けた恩を返していかなければなりません。
私も46歳になり、自分が「教わる側」から、「教える(伝える)側」へと変わらなければという義務感というか、使命感というか、重荷というかをヒシヒシと感じています。
ところが「教えて欲しい」と積極的に言ってくるのは、年配の方ばかり(申し訳ありませんが一切お断りしています)・・・。肝心の若い人たちはどうした?
・・まあ、他のところで頑張っていればそれはそれでよいのですが、しかし同業者の話を聞くと、やはりうちと同じで「弟子入り」が敬遠されている雰囲気・・。子どもの時からビニールハウスで大切に育てられるので、こういう世界が怖いのかもしれませんね。
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