よくメールや電話口で、楽器や弓の購入について色々と迷ってゴチャゴチャ言っている人がいます。本人も、自分で何を言っているかわからなくなっているのでしょうが、聞いている私の方がもっと理解できません。

 もちろん、高価な楽器や弓を選ぶときに、「何を基準としたらよいのか?」、「予算は?」、「どこに行ったら良いのか?」、「何を信じたら良いのか?」等々、迷いが沢山ありすぎて、訳がわからなくなることも承知しています。

 しかし、だから自分で考え迷ったところで、またはネットでいくら検索しても、何もわかるわけがないのです。もし判った気になったとしたら、それは浅はかなインチキ情報です。

 まずは工房にいらして、話を聞きに来てください(決して、購入するために来てはいけないのです)。そして自分の腹を割って、正直に会話をしてください。自分の腹を割らないで、探りを入れてくるような人には、相手側も腹を割って話してくれないからです。そして話を聞いたり、楽器や弓を試奏したりした後に、初めて「迷えば」よいのです。

 重要なポイントは、
・面倒くさがらない。
・正直であること(自分に見栄をはらない)。
・焦らない。
・ケチらない。

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