私は工房の照明の色温度と演色性を、測定器を使って把握し、可能な限り調整しています。そうしてわかることは、照明によって楽器の雰囲気はかなり違ってくるということです。

 しかし同業者で、このような照明の色温度とか演色性を気にしている人はほとんど聞いたことがありません。「色温度」とか「演色性」とかの言葉さえも知らない人がほとんどなのではないでしょうか?

 まあ、楽器の見え方は音とは関係ないので、大きな実害があるわけではありませんし、同じ照明下だけで楽器を扱う分にも(実際には無理がありますが)大きな問題が生じるわけではないのですが・・。

 

関連記事: