8月の異常な猛暑が去ったと思ったら、今度は雨の日が続きます。湿度が高くて、楽器や弓の状態は良くないです。湿度が高い場合には次のことに注意してください。

・楽器ケースに入れている、楽器拭き布を小まめに洗濯、乾燥させること(不潔な布は入れておかない)。
・楽器ケースを保管している部屋の除湿を行うこと。ただし、過度な除湿(楽器に直接乾燥した空気を当てるとか)は厳禁です。
・楽器を弾いてあげることによって、楽器内部にたまった湿気がとびます(もちろん室内の湿度以下になることはありませんが)。
・ケース内に気休め程度に除湿剤を入れて置いても、直ぐに飽和してしまって役に立ちません。もしも除湿剤を使うのでしたら、頻繁に交換しなければ成りません。
・古い楽器はトラブル(響板の剥がれとか、以前に修理した割れが開いてしまうとか)が出やすいので、楽器店にて点検してください。
・多湿期には弓の毛が伸びてしまうので(気づいていない人が多いです)、酷い場合には毛替えし直した方が良いです。

 いずれにせよ、不安があれば、専門家にチェックしてもらってください。そこを面倒を思うかどうかが、分かれ道なのです。

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