ネック折れの量産チェロが担ぎ込まれてきました。「量産」の中でも低いグレードなので、修理は大変です。もちろんお金をかければいくらでも修理はできるのですが、この手の安いグレードの場合には、「かけた金額に意味があるのか?」が重要になってくるのです。

 普段なら断るような修理ですが、娘が普段お世話になっている先生の備品楽器なので断ることもできませんし、大変です。修理の方向性としては、もちろん継ぎネックなどのお金がかかる修理は論外で、「コーチスクリュー ネジ締め」方式です。

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