よく広告でヴァイオリンやチェロが写っていることが多いです。大体は高級感を出すための小道具として使われています。
ところが、その楽器、ひどい安物の事が多いのです。
広告業者は、「大丈夫、大丈夫、誰もそんなことわからないから」といって、適当な楽器を探してきて撮影に使うと思うのですが、意外と弦楽器人口って多いのです。だから気づく人も多いと思うのです。
せっかく大金をかけて作っているであろう大手の高級商品の広告なのに、その安物の弦楽器がイメージダウンにつながっているのがわからないのでしょうか。
蛇足になりますが、ヴァイオリンを使った広告の最高傑作は、私の知る限りですが、1980年代にオーディオメーカーのDENONが作ったパンフレットです。写真家の横山氏撮影のストラディヴァリを使った素晴らしいパンフレットでした。本当に素晴らしい物は、こうして何十年経っても記憶に残るものなのです。
まあ、これはやり過ぎだとしても・・。
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