アマチュアの方はもちろん、テレビで演奏しているような一流の演奏者の中にも、ボウイング中の弓の真ん中辺りで、弓がプルッ、プルッとバウンドする方がとても多いです。
これは、弓の性能が悪いことが起因となり、それ以降のボウイングが間違った方向に走ってしまい、結果的に正しい表現力(物理的にです)ができない人なのです。「上手な人なのに、そんなバカな!」と思われるかも知れませんが、本当の話です。
その証拠に、本当に理にかなった演奏をしている名人達は、ボウイング中に弓中で、弓がバウンドするような動きはしません。それどころか、弓が吸い付くような動きをしています。実はそれは、弓が良いからなのです。
さて、私は何を言いたいのかというと、弓中で弓がバウンドしてしまうような方は、ポジティブな考え方をするならば、実は自分の伸びしろはまだあるのだ という事実です。
正しい性能の弓と、きちんとした理論を理解することで、別次元へステップアップできるのです。これって、ある意味、チャンスです。私は嘘はつきません。
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