最近、テスラ社とかの高級電気自動車が売れているそうです。実用車でも日産リーフとかBMWなどもあります。そしてその宣伝文句は、「バッテリーの進化により、***km走行可能に」みたいに書かれています。
確かに、加速性能とかは素晴らしいみたいだし、維持費の電気代も安いみたいです。しかし、私はどう考えても、フル電気自動車がこれからの自動車の本命になるとは思えません。
電気自動車では、エアコンはもちろん、暖房にさえも電気を使います。タダでさえバッテリーの保ちが気になる電気自動車において、長距離ドライブ中に渋滞に巻き込まれたときに、気にせず冷暖房を使えますか?、って。冬期に渋滞に巻き込まれたときなどは、命に関わる大問題です。
充電だって、急速充電(バッテリーが傷みやすいです)でも30分くらいかかるそうです。これも、実用においては非現実的な時間です。ちなみに、電気自動車が増えたとしたら、SAなどの充電スタンドは長蛇の列になってしまいます。「休憩中に充電」なんて、そんな悠長なことは言ってられません。
もしもフル電気自動車が普及するとしたら、電池交換式(全車完全互換)の電気自動車以外はあり得ないと思います。
実用的には、ガソリンや水素、アルコールなどとの併用電気自動車(燃料で電気を発電するタイプ)が、何だかんだ言ってベストなのでしょう。
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