私は楽器の3Dスキャニングをすることが一つの目標です。昨年から3Dスキャナを導入して色々実験しているのですが、いざやってみるととても難しいです。
何が難しいかって言うと、楽器って意外と大きくて、3Dスキャニングするのも大変なのです。さらに、ニスが光っているのでスキャニングに不向きなこと、さらに黒檀部品などの黒色部分も多いのでその部分もスキャニングに不向きなのです。曲面も複雑だから、踏んだり蹴ったりの難しさです。
初期のスキャニングテストとして、下のようなホーベルを3Dスキャニングしてみましたが、これでさえ驚くほど難しい作業でした(まだ完璧にはスキャニングできていません)。何が難しいかというと、金属面が反射してしまうことと、黒色の部分が多くて、その部分がうまくスキャンできないのです。だからパウダースプレーを吹きかけて反射を抑えて、どうにかスキャンしましたが、このテクニックはさすがに楽器には使えません。
何をやるのも、やってみると難しいものです。