3Dスキャナーを導入して、色々な試行錯誤をしてもうすぐ1年近くが経とうとしています。
最終的な目標は2つありまして、一つめは楽器そのものの3Dデータを採取するためと、もう一つは、楽器の3Dデータを利用してツーラーゲという治具(道具)を作る事です。
すなわちどちらにせよ、楽器の3Dデータを測定することが目標と言ってもよいです。
ところが、実際に色々試行錯誤しているのですが、楽器の曲面は想像以上に複雑で、さらにニスの反射などもあって、3Dスキャニング作業を行うには、ハードルがとても高かったのです。
現在、もっと簡単な立体を3Dスキャニングしたりして(最近は国宝土偶のレプリカを3Dスキャニングしました)、ノウハウを溜めているところではありますが、前途多難です。
しかし、実際に手を出したからこそ、その難しさも体感できているのです。手を出さない人には、間違っても一生出来はしませんので、私は自分が行っている「困難や壁」を否定的には考えないようにしています。
1,000万円もするような業務用の3Dスキャナだったら、楽器も簡単にスキャニングできるのかな・・・? いつも予算との戦いでもあります。