先日、工房で仕事をしながら、インターネットラジオでバイエルンクラシックラジオ局を聴いていたのです。時々ドイツ語の解説とか、コマーシャルとかも入ったりして、一瞬、カントゥーシャ工房で働いていたときにタイムスリップする事もあります。
カントゥーシャ工房でもFMでバイエルン3という局を聴きながら仕事をしていたのですが、あるクラシックの曲が流れたときに、カントゥーシャ氏が「あっ、このヴィオラソロ、自分の作った楽器だよ」と言いました。当時のバイエルン放送交響楽団のソロヴィオラ奏者がカントゥーシャの楽器を使っていたらしく、その演奏だったのです。なんてカッコいいのでしょう!
そんなカントゥーシャ氏ももういないんです。寂しいというか、むなしいというか。もっとも、私の心の中のカントゥーシャ氏はいつも同じなのですが。すごく優しい人でした。
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