土曜日の夜に妻と一緒に出発して、日曜日の深夜に娘のアパートに到着。そして午前中寝てから、奈良女子大学の講堂へ行きました。
私はてっきり、以前にアンサンブル発表会を行った古い記念館(文化財らしいです)で行うものとばかり思っていましたが、大きくはないけれども反響板もついている立派な講堂があって、そこでのコンサートでした。
私達は会場に入ったのが少し遅かったので、座席が結構埋まってしまっていて、結局前から2列目の席で聴くことにしました。
こんなかぶり付きで演奏会を聴くのは久しぶりです。弦楽器の個々の音が聞こえて、面白い体験でした。
演奏は、想像していたよりも上手で(もちろん親としてのひいき目での感想です)、賛助演奏者が多くて全体練習もなかなか出来ないであろうという環境の中、よくまとめたとと感心しました。
ヴィオラの子達も、一生懸命弾いているその音がちゃんと聞こえてきて、心の中で「頑張れ!」って応援してしまいました。
若い子達の演奏って、大人には出せない何かをもっていますね。そういった意味では高校オケの時の演奏の方がもっと迫力がありました。大学生になって、ちょっと演奏がスマートになってしまいました。まあ、それが大人にちょっと近づいたということでもあるのでしょう。
ちなみに、高校オケの時の仲間で関西の大学に進んだ二人がお手伝いに来てくれました。若いときに一緒に苦労した友達は、ずっと友達です。これは社会人オケでは作れない仲間意識だと思います。
余談ですが、ホールから出るときに座席の最後尾でビデオカメラ係が撮影していました。おそらく学生が自前のホームビデオカメラで撮影していたのだと思いますが、そのカメラの小さいこと! まるで子ネズミくらいでした。私に相談したら、本格的なビデオカメラを貸したのに。