現代は情報化社会です。これは間違いありません。

 ところが、それらの情報(「情報」というよりは、「風潮」と言った方が正しいでしょうか?)、インチキくさいと感じませんか? 偽善的と言った方がよいでしょうか? 

 なぜSNSの流や、マスコミの情報(風潮)がインチキくさいのか?

 それは、本質とは全て千差万別個々の問題であり、世の中に同じ物は一つたりとも無いのです。

 しかし、彼等は、それらの個々の複雑な関係を、共通の短い言葉でスマートにまとめようとします。だからインチキくさくなってしまうのです。

 例えば、本当の「指導」、「教育」とはなにか? これを端的に説明できる人が居るとしたら、その人は実際に指導や教育を行ってはいない人でしょう。

 これは楽器に関しても同じです。「良い楽器」とはなにか? 「良い調整」とはなにか? 「正しい修理」とはなにか?
 それは個々の条件によって様々であって、一言では言えないのです。それを強引にまとめようとすると、「ラベル」とか「価格」とか、「有名」とか、インチキくさい話しにまとめられてしまうのです。

 

 何が言いたいのかというと、次の言葉です。

「情報」なんて何のあてにもなりません。大した意味もありません。あなたの目の前の、現実の「人との関わり」を大切にしてください。築き上げてください。

 本質とは、その中から見えてくるものです。気づかされるものです。

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