先日5,000fpsでのハイスピード撮影を行いましたが、光量が足りなくて苦労しました。これでも工房のLED照明を寄せ集めて、できるだけ光りを集めたつもりですが、それでも光量不足でした。

 本来のハイスピード撮影時には、大光量のHMI照明装置などを使って、とんでもない光りの中で撮影を行うのが主流だと思います。しかし、弦楽器を対象とする場合には、熱は厳禁です。だから発熱の弱いLED照明(光量も弱めです)での撮影となるのです。

 ただ、LED照明の場合には光量不足の問題だけ無く、フリッカーの問題とか色々あって、いざ実行しようとするとなかなか大変なのです。

 ちなみに、1,000fpsくらいのハイスピード撮影でしたら、そこまで光量は必要としません(使用するレンズにもよりますが)。

補足:5,000fps(フレーム/秒)というのは、一秒間に5,000コマの映像を記録しているという意味です。通常の動画は秒30~60コマですから、5,000フレームというのがいかに「ハイスピード」なのか判っていただけると思います。

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