スポーツって、とても身近です。だからそれを分析して、参考にすることが、演奏においてもとても効果的なのです。なぜなら根本は、スポーツも音楽演奏も全く同じなのですから。
例えばサッカーを考えてみましょう。
選手個人の身体能力の上で、「ボールを遠くまで蹴る能力」、そして「正しいコントロールで蹴る能力」、「ボールを的確にトラップする能力」、「ドリブルの能力」などがあります。これはサッカーにおいての基本運動(技量)です。
そして次に、「プレイ」が存在するのです。すなわち、「ルール」の理解力や「戦術の遂行力」、「チームワーク行動」などがあります。
簡単に分類すると次の3段階に分類できるのです。
1. 身体的能力
2. 基本技術
3. 実技
これは演奏においても全く同じです。しかし、2.と3.を混同している人がとても多いのです。
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