以前に「自分の楽器の音響測定をしたい」という要望で、ある演奏家の方にアドバイスをしたという記事を書きました。
その方から、「とりあえずこんな感じで計測できました」という、報告メールとグラフが送られてきました。
もちろんその中には、実際に自分で測定を行った事による難しさを痛感したこと、そして自分の持っていた感覚と結果の差なども書かれていました。
素晴らしいです!
演奏家はどうしても感覚論に走る方が多い中、こうして客観的に自分の楽器の特性を把握しようとされてる方もいらっしゃるという事実。素晴らしいです。
それが演奏にダイレクトに役立つとは思えませんが、しかし何らかに影響するとは思います。例えば、音色を語るときに、具体的に「**Hzくらいが」とか言えるようになるとか。実際その方のメールの内容にも、「2倍音の方が・・」とか、具体的かつ科学的な事が書かれていました。これは実際に測定していない人にはここまで明言できない表現方法です。