詳しい事は私には判りませんが、宇宙って、ビッグバン直後にはまだ不透明で曇っていたらしいのです。しかし、ある瞬間にパッと晴れあがって、宇宙が透明になり光が通る(飛ぶ)状態になったそうです。

 あまりにも大きな事でよくわからないのですが、私の勝手な想像では、シャボン玉がはじけて、一瞬で消え去るような感じかな?と思っています。あくまでも私が勝手にそういう想像をしているだけですが。

 これを「宇宙の晴れあがり」というそうなのです。

 これと同じような現象が、ホール内でも存在するのです。それが「音の晴れあがり」です。私が勝手にそう名付けただけなのですが。

 オケの楽器で、特に低音楽器の音程が悪いと、ホールの中が不透明になってしまって曇ってしまうのです。向こうが全く見えなくなります。

 ところが音程がピタッと合うと、音が晴れあがってホールの奥まで見えるようになるのです。すなわち、音が通る(飛ぶ)ようになったのです。

 もちろんこの現象はコントラバスだけの問題ではありません、ヴァイオリンでも、管楽器でも、全ての楽器において起きます。

 皆さんは、音を見ようとしているでしょうか? 演奏とは感覚論ではありません。

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