以前、私の工房のお客様からこの録音を勧められて聴いて感動し、それ以来コーガンのレコードを探していました。しかしこのレコードは10万円とかのプレミア価格がついているような人気盤で、さすがにCDで諦めようかと思っていたところ、300枚限定復刻LPを運良く手に入れる頃が出来ました。このLPは復刻版とは言え、オリジナルマスターテープから製作されたシリアルナンバー付きの信頼できる復刻版なのです。
この録音は1960年パリ録音の名演奏です。オイストラフ、コーガンなど当時のソ連のヴァイオリニスト達のレベルの高さに驚きます。現代になっても、当時の演奏のレベルを超えてはいないのではないでしょうか? 低いとも思いませんが。ELPレーザーターンテーブルの再生能力の高さと相まって、凄まじい音質と演奏です(この凄さ、MP3圧縮でも伝わるのではないでしょうか?)。
このレコードの一部分をMP3にしてアップしてみました。コーガンの演奏は当然として、パリ音楽院管弦楽団の演奏も素晴らしいです。そして録音(レコード制作)エンジニアの能力の高さにも感心します。
関連記事:
- D.オイストラフとL.コーガンの「チャイコフスキーVn協奏曲」聴き比べ
- チャイコフスキーのカデンツァにハイフェッツ演奏を追加
- またレコードの「ジャケ買い」してしまった
- 当時の録音エンジニアの技術レベルの高さを、あらためて感じた
- 切手がたくさん!