私はこれまで何度か、1970~80年台の録音技術レベルは高かったという事を書いたことがあります。
それは当時のレコード(後半ではCD)という物の価値観が、今よりもずっと高かったからです。
演奏家も、レコードを出す事が名誉なことでしたし、それを製作するエンジニアのレベルも当然高かったですし、レコード(CD)を購入する音楽ファンの意識も高かったです。
昨日、Trumph演奏の「コントラバスとヴィオラのための二重奏曲」のレコードの音を聴いていて、演奏者の凄さは当然として、レコードのレベルの高さをあらためて感じました。
多くの演奏会マニアは「良い音」って有名演奏家が出す音だと思い込んでいますが、縁の下の力持ちの録音・編集・製作エンジニアの影響もかなり大きいのです。
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