先日、L.コーガンの素晴らしい演奏録音のレコードの一部分を紹介しましたが、今回は同じ部分のオイストラフ演奏のレコードも掲載します。
こうして聴き比べると、両者とも「凄い」としか例えようのない演奏です(聴き比べるとコーガンのスピードがより際立ちますね)。
ELPレーザーターンテーブルで再生した高音質レコードの音を聴くと、おそらく皆さんがこれまで感じていた「巨匠」の音のイメージとは異なるのではないでしょうか? ダイナミックで、生き生きした音で、そして力強いのです。さらに繊細さもわかります。
古い録音を程度の低い音質で聴いていると、柔らかで、落ち着きのあるイメージをもたれる傾向にあるのですが、実際はもっとダイナミックです。
この二人の演奏どちらが優れているかとか、どちらの方が好きかとか、そういうために掲載したわけではありません。「良い音質だと、今までの印象と違うでしょう?」という事を言いたかったのです。
D.オイストラフ演奏
指揮 キリル・コンドラシン
演奏 ソ連国立交響楽団
録音 1957年(オイストラフ49歳)
L.コーガン演奏
指揮 コンスタンティン・シルヴェストリ
演奏 パリ音楽院管弦楽団
録音 1959年(コーガン35歳)
後日追加
I.ハイフェッツ演奏
指揮 フリッツ・ライナー
演奏 シカゴ交響楽団
録音 1957年(ハイフェッツ56歳)
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