私は仕事柄多くの方にお会いしていますし、その何十倍の知らない方々が私のホームページやブログにアクセスしています。

 そこで感じるのは、「ほとんどの方は、自分にしか興味が無い」という事です。どういうことかというと、「自分が知りたいことだけに興味をもっている」という事です。

 まあ、それは当然と言えば当然です。なんら不思議ではありません。

 しかし逆の事も言えるのです。「他人の言葉に興味が無い」とか「自分の考え以外に興味が無い。目に入らない」とも言えるのです。私に興味はないのです。私が何を言わんとしているのかを読んでいるのではなく、自分が探しているキーワードを求めて、流し読みしているだけなのです。

 例えば、少し前に私が「ヴァイオリンの年表」を自作して掲載しました。しかしこれを実際に読んだ人はかなり少ないのです。すなわち、興味が無いのです。もっと言えば、それは自分の探している情報ではなかったのです。

 これまで何度も書いていることですが、「ネット検索」はとても危険です。自分で自分の首を絞める事になってしまいます。自分で自分の能力を萎縮させる行為と言っても、決して大げさな言い方ではないのです。

 なぜなら、ネット検索とは、自己肯定行為以外のなにものでもないからです。

 自分の脳を萎縮させたくないのであれば、他人と実際の、本気の会話をしてみてください。最初は自分は大して興味が無かったことでも、何がどう繋がって、自分の興味や能力が開花したり、または新たな人脈ができるかもしれないのです。

関連記事: