「自分の興味の無いことに興味をもつことが、上達に繋がる」とは、矛盾しています。
しかし上達とは「自分の価値観の外を求める行為」なので、あながち間違った表現ではないのです。
例えば、先日書いた「コントラバスのフレンチ弓とジャーマン弓」に関しても、ほとんどの方は興味が無いみたいです。アクセス数からもわかります。
おそらく、「自分はコントラバス弾きではないので、参考にならない」と思っていらっしゃると思うのです。
しかし、自分の興味の外を覗く行為によって、自分の価値観は拡がるのです。そしてそれらの回り道はきっと肥料となって、自分自身にも直接役にたつ何かの芽になるはずなのです。
目先の浅はかな知識ばかり求めていては上達はできません。自分の価値観、世界観は、想像以上に頑固だからです。
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