オイストラフ親子とコーガン親子による、バッハのドッペル協奏曲の比較をアップロードしてみました。共に息子が1stVnで、親が2ndVnを弾いています。
こういう演奏を聴くと、オイストラフもコーガンも、普通の「人の親」だったんだなと、ちょっと親近感をおぼえます。共に、息子の演奏よりも目立たないように抑えている雰囲気が伝わってきますが、それでも格の違いが出てしまっているのが皮肉ではあります。
興味深いのは、共に親子の音が似ているということです。おそらく、弾き方や曲の解釈、楽器や弓の選び方、楽器のセッティングなどに共通するものが多くいので、自然と同じ傾向となるのでしょう。もちろん、録音によっても違いが出ていますので、その分は差し引いて考察しなければなりません。
上がオイストラフで、下がコーガンです。偶然かもしれませんが、テンポが全く同じです。
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