昔のオーディオマニアなら、だれしも一度は挑戦したはずの、「テラーク盤1812年」の規格外れ溝の”大砲”の再生。ムキになってチャレンジして、カートリッジを壊してしまったり、スピーカーを飛ばしてしまったり、レコードに傷を付けてしまったり・・・、冷静に考えると大した意味も無い事なのですが、人間、困難な物事ほど魅力を感じるものなのです。

 さて、ELPレーザーターンテーブルmaster α型だと、あっけないほど簡単に再生出来ます。旧型のレーザーターンテーブルでは、再生するために設定調整が必要だったらしいのですが、master α型だと何もしなくても再生出来ました。

 通常の針式のプレーヤーで再生すると、カートリッジの揺れが原因で、ある意味「大砲の迫力」が出ていましたが、CD版が出たときにその音の淡泊さにちょっとガッカリしたのを覚えています(CD版の大砲の音の方が本来の音だったのですが)。

 今回のELPレーザーターンテーブルで再生した音は、本当の意味でのレコードの溝の再生情報だと思います。CDの音に近く、針式のレコードプレーヤーで再生したときのような「ボワワ~ン」という余韻がありません(それはカートリッジの揺れ戻しの偽音です)。

 

補足:サンプル音をアップロードしてから気づいたのですが、私の録音レベルの設定ミスで、大砲の最大音が2カ所くらいクリップしていました。その点はELPレーザーターンテーブルの再生能力が原因ではありませんので、差し引いて試聴してください。

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