オイストラフ演奏のヴィヴァルディやバッハの演奏を聴くと、協奏曲の演奏とは違って、弓が抜けているような感じもします。しかし、バロック演奏とも違っていて、違和感がありました。
先日購入したヴィヴァルディのレコードの中の解説写真で、理由がわかりました。この弓で弾いていたのですね。納得です。
というか、こんな反り無しのバロック弓(?)を使って弾いているのに、あれだけ弓の”ため”(圧)が有る演奏が出来るなんて、ちょっと考えられない演奏技法です。
否定的に言えば、バロック奏法には合っていないというか・・。
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