先日、赤い鳥「翼をください」のシングル盤の音(の一部)をアップロードしました。

 皆さんも聴き慣れた曲だと思いますが、いざ改まって「アルバム版とシングル版との違いって?」と訊かれても、ピンと来る人は少ないと思います。2番歌詞の、「今、富とか・・・」の有無ではないのです。

 最初がシングル版の音で、次がアルバム版の音です。

 

 こうして比較すると、両者は全然違いますね。半音くらいピッチも違えば、声質もけっこう違っています。伴奏(特にベースの動き)も、シングル盤の方がパワフルに動いていて、アルバム版の方は大人しい構成です。リズムの取り方も、シングル版の方はスロージャズ(?)のようなスイングを感じるリズムですが、アルバム版の方が小節きっちりのリズムを刻んでいます。

 こうして聴き比べてみると、「別物」です。私はシングル版の方が好みかな?

補足:シングル版のベースラインとドラムスの複雑な掛け合いは、ELPレーザーターンテーブルで再生しないと、音の分離が悪くてゴチャゴチャして聞こえます。

 

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