先日いらしたお客様は現在ヨーロッパ留学中の方なのですが、私がたまたま工房で聴いていた「サラサーテ自作自演のタランテラ」のSPレコードを聴かせたのです。
そうしたら「サラサーテ誕生の町に行ったことがあります」との話でした。だからこのSPレコードの音からも、サラサーテという演奏家のリアルさをより感じたそうです。
彼等が生活した地を訪ねるというのは、とても意味があることだと思います。そこまで出来なかったとしても、CDに記録された音を聴くよりも、彼等が録音した当時のSPレコードを聴くことで、「より何か」を感じ取ることができるのです。
私もドイツ在住の時にはあちこち訪ねたつもりでしたが、今はもうなかなか・・・。だから羨ましいです。
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