私はビートルズも大好きで、中学生の頃からレコードを聴いたり、ギターで演奏の真似をしていたりしました。
高校生の時に従兄弟から安く譲ってもらった中古の「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」のレコードを持っていましたが、それらを処分してからドイツに引っ越しました。ドイツ在住中に、ビートルズが聴きたくなって写真に写っているCDを買い直して聴いていました。
今あらためてCDディスクの表面を見直してみたらEMIではなくて、PARLOPHONEのCDでした。
さて本題です。ビートルズの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」のオリジナルLPと、CDの聴き比べです。入手したオリジナルLPは、PARLOPHONEのラベルで、さらにジャケットがwide spineというマニアック盤です。おそらくファーストプレスと思われます。
そんなレコードを、ELPレーザーターンテーブルで再生したら、今までに聴いたこともないような「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」の音が聴き取れるのではないかという期待で、聴き比べを開始しました。
結果は、ほぼ一緒でした。
もちろん再生機器が異なるので、全く同じ音という事では無いのですが、どちらの音が優れているとか、CDの方が劣っているとは思えませんでした。強いて言うのならば、CDの方が高音域(ハイハットの音とか)がちょっとだけきつめです。だから一聴した感じ、レコードの方が低音が出ているように感じたのですが、注意深く比較すると低音は同じ感じです。もっとも、よく聴き比べなければ判らないくらいの違いです。
ELPレーザーターンテーブルで再生した、ポールマッカートニーのベースの音の切れと、パワフルさは素晴らしい迫力ですが、それはCDからも伝わります。
結果、「ELPレーザーターンテーブルで再生したオリジナルLPの音は素晴らしかったが、これまで所有していたCDの音も良い音だった」という結論に達しました。
補足:音が同じならオリジナルLPに意味があるのか?というと、大有りです。当時の雰囲気を感じる事ができるからです。残念ながらCDからはそれを感じる事はできないのです。
補足:B面一番最後の曲終わりの「笑い声」の部分は、ELPレーザーターンテーブルでは再生出来ませんでした。
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