NHKの相撲放送は地デジと4K BSで同時生中継されています。よって、リモコンをワンクリックで、地デジハイジジョンと、4K BS画質を比較することが出来るのです。
おそらく、映像の品質に全く興味が無い人が、先入観とか事前情報を全く無しに両画質を見比べたら(一般家庭に多いと思われる40数インチサイズのテレビで視聴した場合とします)、多くの方は地デジの方を高画質と思うかもしれません。
それはなぜかというと、地デジ画質は輪郭やコントラストが強調されているからです。一方、4K BS画質の相撲放送は、一見すると画質が柔らかい感じで、色も薄い感じです。
それは4K放送の画質が高いので、変な強調加工が施されていなくて、「自然」だからなのです。実際、両者の比較になれてくると、4K画質の方が奥行き感(立体感)がある事が見えてくるはずです。地デジの方が塗り絵っぽいのです。
この違いは音響でも全く同じです。高音質の方が、一聴したところ刺激音が無いので、なんだか物足りなく感じたりするものです。しかし長時間その「自然な高音質」に触れていると、その品質の本当の意味が判ってきます。
関連記事:
- 40型くらいの小さな(?)4Kテレビで、4Kの画質は感じられるのか?
- 省スペース、低価格、しかし高画質の4K UHD-BD試聴セット
- 4K画質を知ってしまうと、フルHD画質が物足りなく感じる
- 国産の印刷式4K有機ELパネル、”JOLED Glancy”
- もうハイビジョン画質が低解像度に感じてしまう