先日、お世話になっている先生の門下生の発表会があり、ビデオ撮影のお手伝いをしてきました。
少し前に4Kの15.6型有機ELモニターを活用して、4K SDIビューファインダー(モニタ)を作りました。3Dプリンターを使って、ぱっと見、既製品の様な出来だと満足しています。
今回この撮影モニタを初めて実際の撮影で使ってみたのですが、15.6型という大きさと4Kの高精細、さら有機ELの黒の締まりの効果で、とても使いやすかったです。予定の箇所に、正確にフォーカスを合わせることが出来ました。
ちなみに、どの演奏者のどの位置にフォーカスを合わせるのかというのは、その時々で違うのですが、「眼」、「鼻口」、「アジャスター」、「駒」、「弓で弦を弾く位置」、「指板上の指」の位置を区別して(狙って)フォーカス合わせをします。
最近のAFの性能もバカに出来ないほど優秀に進化していますが、AFだと思った位置に都合良くフォーカスを合わせてくれませんし、また合ったとしても補正操作のために細かくフォーカス位置が微妙にブレ続けるのです(4Kだとそれが判ってしまいます)。
それに対してマニュアルフォーカス合わせは、「狙ったところにピンポイントに」というフォーカス合わせが出来て、その後安定してブレないのです。
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