これまでに何度か紹介した事がありますが、レーザー加工機で黒檀の部品に細かな彫刻模様を施す実験を行っています。
例えば少し前には、糸巻きに小さな装飾を施してみました。
このように、彫刻を掘るだけでも十分綺麗だと思うのですが、この溝に金箔を貼ったらどうなのだろうか? とも考えていたのです。というのは、ヨーロッパの伝統的彫刻では、このような彫りをした場合には金箔を貼る方が多いからです。
それで何度か金箔貼りのチャレンジをしてみたのですが、なかなか旨くいきません。彫刻の溝が繊細すぎて、かつ彫刻底面がザラザラ粗くて、金箔がその溝に旨く収まってくれないのです。定着してくれないのです。
中途半端な金箔の乗りだと、模様がボケてしまって、見栄え的に逆効果にもなります。
何事もいざ実行してみると難しいものです。人生いくらあっての時間が足りません。